医療理念
阪南中央病院は、21世紀の新しい時代に対応すべく、『納得、安心、連携の医療』を理念にかかげ、急性期型病院として、救急医療、周産期医療、小児医療を病院の基本事業として展開し、病診連携を軸に、患者様が満足していただける最適の医療を提供できる病院として、日々診療活動に邁進しています。当院は1973年の病院設立以来、患者様の人権を尊重し、医療に恵まれない人々に対し、親切で心のこもった総合的な医療支援を心がけてきました。私たちは以下の点を診療の基本指針としています。
患者様中心の医療
「病気を診るも、患者を診ず」は、患者様中心の医療とは言えません。社会経済的問題や職場や家族関係など、さまざまな悩みや問題を抱えながら、病気に苦しんでいる患者様が、安心して、相談できるような「患者―医療者」の信頼関係を創りあげることが「患者様中心の医療」の基本と考えています。
南河内地域医療計画と結びつき、住民要求に応える医療
「何が住民の要求か」、「これに応える力をどう付けるか」、ひとりよがりの医療展開や高額機器購入では、何の役にも立たないことを肝に銘じ、大阪府や地域の医療計画に参画し当院の進む方向を決めて行きます。「お産と新生児医療」「小児救急医療」にこれまで以上に力を入れ、地域と共に歩む『社会医療法人』になっていきます。
「十分な説明と同意・納得」の医療
この目的のために当院では、癌の治療では、「原則告知と緩和ケア」の活動プログラムを実施しています。また入院時に行なう『配布型カルテ開示』や、薬剤師による薬の効能・副作用の説明など、服薬指導を行っています。管理栄養士がベッドサイドに訪問し、食事に関する指導を行ないます。ご自分で勉強していただくために、様々なリーフレットを用意し、病気に対する理解を深めていただきます。患者様の知る権利を保障し、納得できるまでわかりやすく説明します。
科学的根拠にもとづいた医療(EBM)と安全性・安心の確保
当院では医療安全管理委員会が設置され、事故報告システムや事故防止マニュアル作成を通じて、医療業務手順の改善、標準化を図り、安全性の向上を目指しています。入院治療はDPC(診断群分類に基づく包括評価)を導入し、7対1看護体制を取っています。また、治療法ごとのクリニカル・パスや疾患別ガイドラインを作成し、全体としての医療水準の質的向上に努力しています。
地域の医療機関との連携、医療の質向上の要はチーム医療
当院では「地域連携室」が設置され、地域の診療所・病院からの紹介患者様には迅速な対応と結果報告を心がけております。また、医薬分業、院外処方箋発行により、地域の保険薬局との連携で、より良い服薬指導・安全管理をめざしています。 院内では、医療者間の連携を強化し、「チーム医療」をモットーに総合的に良質で安全な医療を患者様とともに築きあげていきます。
居宅介護支援事業、訪問看護ステーションとの連携
当院は急性期疾患を主として取り扱う急性期型病院をめざしておりますが、退院後の在宅療養支援のため、居宅介護支援事業者「あおぞら」、訪問看護ステーション「やすらぎ」を併設しています。また地域の介護サービス事業所や長期療養型病院との連携によって、介護保険関連の相談、紹介も行っています。
患者情報室の設立、『賢い患者作りとよろず相談』
患者様がご自分や家族の病気のことで『もっと詳しく知りたい』『勉強したい』という要望にお応えしようと、本とインターネットを備えた情報室を作りました。本は貸し出しもしています。また、「医師や看護師等の説明がよく判らなかった」から「病院のこんな対応は許せない」まで、幅広く持ち込まれるご相談や苦情の受付まで、常駐する相談員がいろんな相談をお受けしています。