医療安全だより No.5(2010.04)
ソフトコンタクトレンズによるアカントアメーバ角膜感染症に注意しましょう!
最近のソフトコンタクトレンズの衛生状態調査によると、ソフトコンタクトレンズケア用品からのアカントアメーバの有無調査では、「アカントアメーバ汚染の痕跡あり」が約10%を占め、アカントアメーバ角膜感染症を発症する可能性が示唆されました。
ケア方法との関係 (レンズケアでの基本的な注意点)
- レンズを取り扱う前は必ず手指を石けんで洗う
- こすり洗いをする
- レンズケースは1.5~3ヶ月に一度新しいものと交換する
この3点を守ってケアを行った人と行わなかった人では、
アカントアメーバ汚染率
6% : 11%
緑膿菌検出率
6% : 22%
細菌検出率
50% : 56%
と、いずれも正しいケアをしない場合、アカントアメーバや細菌汚染による角膜感染症を発症する可能性が高いことが示されました。
これらを受けて、厚労省は以下のような注意事項を呼びかけています。ソフトコンタクトレンズをご使用の皆さん、ぜひ注意事項を守り、角膜感染症から身を守りましょう。
ソフトコンタクトレンズの使用に関する注意事項
- レンズの着脱前に、石けんで手指をしっかり洗浄して下さい。
- レンズのこすり洗いを指でしっかりと行って下さい(片面20~30回程度ずつ)。
- レンズケースは清潔に保つ必要があります。レンズケースは毎日洗浄して、十分に乾燥して下さい。また新しいレンズケースに定期的に交換して下さい。
- レンズの洗浄や保存時には、必ず新しい液を使用し、水道水や井戸水は使用しないで下さい。
- 目に異常(痛み、かすみ等)を感じたら、速やかに眼科を受診して下さい。
- 目に異常を感じていなくても、定期的に眼科で検査を受けて下さい。
- 1日使い捨てや2週間交換レンズ等の使用期限が定められたレンズは、使用期限を守って、必ず交換して下さい。
アカントアメーバ角膜感染症
充血、視力障害、強い眼痛等を示し、失明に至る恐れもある難治性の角膜疾患。
アカントアメーバとは、土壌、淡水、海水など、自然界に広く生息する原生生物であり、室内のほこり、地下水、洗面周りにも存在しています。
コンタクトレンズ装用による機械的刺激などにより、角膜に傷がついた状態でアカントアメーバが付着すると、アメーバが角膜に侵入し、感染が成立します。
このような感染を防ぐには、コンタクトレンズの正しいケアを行い、アカントアメーバを除去することが肝要です。
アカントアメーバとは、土壌、淡水、海水など、自然界に広く生息する原生生物であり、室内のほこり、地下水、洗面周りにも存在しています。
コンタクトレンズ装用による機械的刺激などにより、角膜に傷がついた状態でアカントアメーバが付着すると、アメーバが角膜に侵入し、感染が成立します。
このような感染を防ぐには、コンタクトレンズの正しいケアを行い、アカントアメーバを除去することが肝要です。

