医療安全方針
医療安全への責任を果たし、患者が納得・安心できるケアを提供する
安全で効率的な業務改善
5S活動の継続
昨年度より取り組んでいる5S活動は、職員全体の認知を得ることになった。しかし、各部署、安全と業務の効率化を実現する5Sになっているかと考えると、まだまだ、課題は残っている。今年度は、各部署の課題に関して取り組み、5S活動が継続できるようにしたい。
全科で共通する業務の流れの統一
昨年度は、医療安全を意識した業務改善を目指しながら、注射業務に関しては実施したものの、その他の計画に関しては取り組みが不十分であった。安全を意識した業務改善を検討するには、各科ごとや各部署ごとで実践している業務の工程を全体で見直し、統一できるものはないかという点で考え、患者の立場で見たとき、戸惑いを感じない業務の流れをつくっていけるようにしていきたい。(患者確認方法・インスリン実施まで・ナース管理薬の配薬方法など)
確かで安全な看護技術を提供する
(「基礎看護・処置手順」マニュアルの修正 患者への説明と同意の徹底)
昨年度起こった事故の中には「患者への説明はどのようにしていたのか?」と思える事故があった。患者参加の医療を目指すには、看護行為や医療処置を行う時の説明と同意が原則である。手順そのものの充実だけでは不十分で、患者への説明を行い、理解してもらってから実施してこそ、評価や異常の発見につながる。説明から患者への実施、そして評価までが看護技術であるという事を再認識しながら、実行することで患者参加へと結びつけ、事故の予防につなげていきたい。そのためには、現在ある「基礎看護・処置手順」マニュアルの修正の責任を医療安全・業務検討委員会が担い、活用できるようにしていきたい。
事故の分析力を強化し再発を予防する
事故事例の分析の訓練
昨年度も事故分析に取り組んできたが、日常的な分析能力の向上にまでは至っていない。事故を分析する力は、訓練により身についていくと考える。今年度は、医療安全管理室とも協力しあいながら、事故分析能力を高めるための訓練をおこない、再発を予防したい。
アクシデント(皮膚損傷)発生時の分析強化と予防策の確立
看護部で発生するアクシデントは、患者の皮膚の損傷が多い。これは、日常生活における援助方法が患者の状態にあっていなかった事や、ケアを提供する際の周囲への注意不足が要因である。日常的な援助の中に潜んでいる危険に対して、危険を予知するためには、アクシデントの分析を十分に行い、周知する必要がある。今年度は、分析方法を検討し、予防方法を見出していきたい。(レーダーチャート・栄養アセスメントなどの活用)
転倒・転落事故発生原因の分析と予防対策の検討
転倒・転落に関しては、各科の患者の特徴をふまえた予防対策ができつつあり、件数自体も減ってきている。急性期であり、尚且つ患者も高齢者が多い現状を考えると、今後も引き続き予防に取り組んでいきたい。