看護部の紹介
看護部の日ごろの取り組みや、看護について感じたことを書き込みます。
お問い合わせは看護部へ。
E-mail : kango@hannan-chuo-hsp.or.jp
2010年7月
今月は東4階病棟(産婦人科病棟)の紹介です。
今年2010年4月からMFICU(母体・胎児集中治療室)3床が開設されました。MFICUとは、母体及び胎児に一貫した管理を行うための集中治療室です。いろいろな合併症をもった妊婦の方、例えば高血圧、糖尿病、胎児の発育が遅延している等に対して、十分な監視の下、適切な医療を提供する目的で開設されました。
 ゆったりとした病室で安心して入院生活をおくって頂き、安全なお産ができるよう、スタッフ一同サポートします。
 

2010年5月
今月はスキンケア対策委員会の活動を紹介します。
スキンケア対策委員会では、NST(栄養サポートチーム)の下部組織として、健康な皮膚を守ることを目的に3つのチームが活動しています。メンバーは病棟の褥瘡専任看護師、ストーマ外来担当看護師、訪問看護師などです。
褥瘡対策チーム
 『褥瘡ゼロ』を目標に活動しています。主な内容は以下の3つです。
①褥瘡予防対策の実施と評価(褥瘡予防廻診)
②院内外で発生した褥瘡へのケアと評価(褥瘡廻診)
③体圧分散寝具の適切な使用と管理
2009年の褥瘡有症率・発生率は[表1]を、1997年から2009年までの褥瘡院内発生率は[図1]をご覧下さい。院内発生率は2年連続0.3%で、対策委員会の活動、職員への教育の成果の現れと評価しています。
ストーマケア対策チーム
ストーマ造設に伴う合併症の早期発見、セルフケア確立に向けての支援、退院後の生活支援(ストーマ外来)が主な活動内容です。ストーマ外来は毎月第3金曜日に行っています。
胃瘻ケア対策チーム
胃瘻造設に伴う合併症の早期発見とケアの評価を行い(胃瘻ケア迴診)、胃瘻造設後も経口摂取に向けて言語聴覚士と協働で取り組んでいます(ST嚥下迴診)。
[表1] 2009年 褥瘡有症率・発生率
病棟 年間褥瘡有症率 年間褥瘡発生率
東3階 220/12117人( 1.9%) 7/ 576人( 1.2%)
東4階 17/ 9635人(0.2%) / 1272人(  %)
東5階 /10282人(  %) / 1431人(  %)
西3階 119/11899人(1.0%) 2/ 856人( 0.2%)
西4階 594/11941人( 5.0%) 3/ 632人( 0.5%)
西5階 444/11893人(3.7%) 5/ 615人( 0.8%)
全 体 1402/67767人( 2.1%) 17/ 4885人( 0.3%)
褥瘡対策チーム
[図1] 褥瘡院内発生率1997-2009

2009年11月
今月は西5階を紹介します ~緩和ケアのために結成されたチーム「ブリリアント」~
西5階は、内科37床と皮膚科4床の計41床の病棟です。
今月は、西5階内科病棟の看護活動について紹介します。
 当病棟では、ターミナル期や、今後ターミナルに移行するであろう患者様の疼痛や不快症状をコントロールし、できるだけ希望に添ったその人らしい時間を過ごして頂くために、看護の力を集結したいという思いから、一部の有志によって結成されたチーム、その名もBrilliant(ブリリアント・・・きらきらと光り輝く、人としてすばらしいという意)が活動しています。
 患者様の痛みを理解し、医師との橋渡しや、患者と家族のコミュニケーションの仲立ちを始め、患者様の希望を実現するために、地域の開業医さん・訪問看護師や介護士さんの協力を求めるなど、あらゆる方面に向けて活動しています。
 「最後に四国の墓参りにどうしても行きたい」との希望をご家族みんなの力を合わせて実現された症例、家での一人暮らしは難しいけれど外出して近所の友人たちに別れをすることができた症例、最期まで自宅で娘たちや愛犬に囲まれて過ごすことができた症例など、数々の貴重な体験を積み重ねてきました。
 スタッフそれぞれが、緩和ケア、NST、スキンケアなど得意分野の知識を集結し、患者様・ご家族の思いに添えるよう、より良い看護の提供を目指して日々がんばっています!


2009年10月
今月は手術室を紹介します
手術室では、外科(主に消化器外科)・産科・婦人科・整形外科・眼科・皮膚科の手術を4室5ベッドで行なっております。
年間全手術件数は1600~1700件です。私たちは、安全で患者様が安心して手術を受けることが出来るように、各科担当医・麻酔科医と細やかな打ち合わせを行い、手術を担当しています。

 また、術前・術後に患者様の部屋を訪問し、手術に対する不安を少しでも軽減できるように面接をして手術室に入ってからの要望を伺っています。
手術ルームの中は患者様の好きな音楽が流れ(時には演歌も…)出来るだけリラックスして手術を受けられるように環境を整えています。


2009年7月
今月は東3階を紹介します ~皮膚科編~
 東3階病棟は外科と皮膚科の患者様の看護を行っています。皮膚科ではアトピー性皮膚炎で「脱ステロイド療法」を行なっている患者様の看護が中心になります。
 皮膚科の入院診療が2008年4月に始まって約1年がたちます。私たちは不慣れながらも「脱ステロイド療法」の看護を行ってきました。皮膚の変化に伴い、痛みや痒みで身体的にも精神的にも辛い状況の患者様と接するにつれ、皮膚の状態の変化や皮膚状態と日常生活行動の関わりを知る必要があると考えました。
 現在、患者様の協力を得て、皮膚の一日の水分量の変化を調査しています。この結果を看護に役立て、より良い看護を実践できるようにしたいと考えています。
モイスチャーチェッカーによる肌タイプ別水分率
モイスチャーチェッカーによる肌水分測定にもとづいた、お肌のタイプ別水分率(%)です。ご自分の測定値と比較して、肌状態のチェックにお役立てください。一般的に皮膚の薄い目尻や油分の出やすい額は、腕などに比べ表示値が高くなっています。またメイクや外気の温度・湿度などによるお肌への影響によって、表示値は多少異なる場合があります。
  • 前腕内側
  • 目尻
  • 額やや下

2009年6月
今月は西3階を紹介します
西3階病棟は、眼科と整形外科との混合病棟です。
眼科
「眼科で入院される患者様は、白内障の手術目的の方が多く、また、網膜剥離や黄斑円孔等で硝子体手術をされる方もたくさんおられます。患者様の多くは高齢者なので、術前のオリエンテーションや、点眼指導等を理解しやすいように丁寧な説明を心がけています。また、術後は片目を眼帯で覆っており、平衡感覚が鈍くなり、その上視界が狭くなっているため、さらに転倒のリスクが高まります。
また、硝子体手術をされた患者様の中には、フェイスダウンといううつむき姿勢を強いられることがあり、このような患者様は、精神的・身体的に大きなストレスがかかります。
そのストレスを少しでも軽減できるようにマッサージや温庵法などの援助を行っています。
整形外科
一方、整形外科の患者様も眼科と同様に高齢者の方が多く、その中でも、転倒・転落による骨折や膝の疾患による手術目的の方がほとんどです。
入院された患者様の中には、突然の生活の変化(牽引に伴う床上安静など)を強いられ、せん妄状態に陥られる方が少なからずおられます。
それを予防するために、病室にもカレンダーやラジオを設置し、患者様の日頃使っておられる愛用品を家庭から持ってきてもらって、少しでも日常生活に近い状態で過ごしていただけるように工夫しています。
術後は禁忌体位や免荷の指導、転倒防止に努めながら、退院後の生活を見据えてリハビリを援助しています。

西3階病棟は、手術も多く忙しい一日を送っていますが、活気にあふれ、明るい病棟です。
退院時の患者様のアンケートの多くに感謝の言葉が記されており、それを励みとしてよりよい看護が提供できるよう、スタッフ一同が心を合わせて看護にあたっています。

2009年1月
今月は東5階を紹介します
東5階病棟は、新生児の集中治療室であるNICUと、小児が入院する小児科に分かれています。各々の特色や看護活動について紹介させて頂きます。
NICU
予定より早く生まれたり、病気のある赤ちゃんが入院します。
そういった赤ちゃんに対して、入院から退院までの間"ディベロップメンタルケア"を行っています。早く生まれたり、病気のある赤ちゃんは、おなかの外の世界に適応できないこともあるため、外の環境が赤ちゃんにとってストレスとならないように整えていきます。

音や光、寝ている間の体勢を整え「赤ちゃんにとって優しいケア」を行うことで、赤ちゃんがすこやかに成長・発達をしていけるよう援助しています。
小児科
肺炎や腸炎、その他様々な病気にかかった子どもたちが入院します。
入院には、子どもにとっては痛くて怖い点滴や検査なども伴います。それらに対する恐怖心、抵抗感をできるだけ少なくするため、"プレパレーション"に取り組んでいます。

東5階病棟では、子ども一人一人の成長や発達に合わせて、子どもたちが自ら頑張れるように処置に関する説明や声かけなどの援助を行っています。その際、子どもの持っている力を引き出せるように、子どもの気持ちを聞いて希望をくんだり、大好きなおもちゃや人形を用いたりと、様々な工夫をしています。

今後も、赤ちゃんや子どもたちの気持ちを考えて看護・ケアできるよう、スタッフ一同よりいっそうの努力をしていきたいと思います。

2008年11月
今月は教育活動を紹介します
各部署で学習会を開き頑張っています。
2008年4月 学習実施状況
ナイチンゲールKOMIケア学会「文献学習、看護覚え書コース」
ACLS研修
指導者コースは8月の暑い1日でしたが、しっかり爽やかな汗を流しました。10月からは、あちこちで職場研修が始まっています。

2008年9月
今月は西4階病棟(内科病棟)を紹介します
西4階内科病棟の看護活動について紹介をしたいと思います。西4階病棟では足のケアにこだわって実践していることがあります。2年前の看護研究ではアロマセラピーを用いた足浴の効能を研究し、以後も実践しています。今年は糖尿病患者のフットケアに積極的に取り組んでいます。頭の先から爪先まで見てケアが出来ればよいと思い、水虫の足、たこや魚の目の足と奮闘しています。

高齢者の方は結構、入浴しても足の指の間が洗えてなかったり事に気づいたりします。入浴できなくても足を洗う事で快の刺激になると考え、ケアを実践しているところです。
最近、こんな風に年をとりたいなあと感じた患者様のお話です。
100歳をゆうに超えた方でしたが介助で自分の口から食事を摂取出来て、お世話をするたびに、「ありがとう」と言われる患者様でした。自分の口から栄養が摂れて感謝の気持ちを忘れない。とても大切な事ですよね。

その方が103歳の誕生日を迎えることになったので、皆でカードを作り、病院の庭からお花を分けてもらい、お祝いをしました。その時もとても素敵な笑顔で「ありがとう」といわれました。私達も本当にやさしい気持ちになれました。退院される時に娘さんが「病院ではつらい事や苦しい事ばっかりと思ったけど、誕生日を祝ってもらうなんて。又長生きしてもらいます。」と話されました。小さな事でも良いので患者様が笑顔になれるような気づきを大切に看護を行っていきたいです。

2008年6月
今月は東4階病棟(産婦人科病棟)を紹介します
娩室に腰湯用の浴槽を設置し、出産のときに利用していただいています。
2007年には、腰湯について院内看護研究を行い、2007年6月~8月に腰湯を実施した産婦様に、腰湯についての感想を答えていただきました。協力していただいた産婦様ありがとうございました。
また、2008年6月21日第10回母性看護学会学術集会にても、腰湯についての研究発表をさせていただきます。
私たちは、産婦様が、それぞれ自分らしい出産ができるように、寄り添ったケアを行っていきたいと考えています。(助産師:神田)
陣痛・産痛について
腰湯後の感想