研修理念と目標
研修理念
- 医師としての人格を涵養し、将来の専門性にかかわらず、すべての臨床医に必要とされる基礎的な診療技能・技術を習得する。
- 病める人々に対し、誠実、共感的態度で接し、総合的な視野をもって、診断・治療方針をわかりやすく説明し、適切な療養指導を行うことのできる一般医(プライマリ・ケア医)としての接遇、コミュニケーション・スキルを習得する。
- 医療関連法規に定められた医師の診療義務の具体的理解と医療の危機管理・安全管理のために必要とされるシステム、技法の学習
臨床研修の到達目標
阪南中央病院の臨床研修の特色
- 2年間で超音波検査、内視鏡検査、X線診断(一般撮影、造影検査、CT、MRI)実技と読影技術をマスターできる
- 日常多い救急疾患症例の救急治療と対応処置を実践的に経験することができる。
研修計画
教育課程:
各ローテイト研修科に臨床経験7年以上の研修指導医を各1-2名配置する。
- 【オリエンテーション】2週間、診療業務システム、安全管理、基本検査手技実習。
- 【入院診療】研修医は研修指導医のもとで、入院患者を3-5名受け持ちする。
- 【外来診療】研修指導医の外来診察補佐を週1-2回行う。
- 【特殊診断技術】2年間継続して、超音波診検査、内視鏡検査、CT・造影検査をそれぞれ毎週1回、各検査部門の指導医のもとで実技指導、診断演習をうける。
- 【救急・当直】1年目は院内常勤医とともに院内当直(産婦人科、小児科を除く全科)を週1回行う。2年目は週1回内科外来当直を指導医の監督下で行う。
研修方式:
スーパーローテイト方式とし、内科、小児科、麻酔科、外科、整形外科、産婦人科、精神科、在宅介護部門を2年間で研修する。
研修期間割:
【1年目】
〔前期〕:
内科(6ヶ月)
〔後期〕:
救急(3ヶ月)麻酔科(2ヶ月)
地域医療(在宅介護、介護施設)(1ヶ月)
地域医療(在宅介護、介護施設)(1ヶ月)
【2年目】
外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科(研修施設群(吉村病院))から2科目選択
- 救急疾患対応研修は各科の研修期間中にも各科の特性をふまえて行う。
| 月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1年目 | 内科(6ヶ月) | 救急(3ヶ月) | 麻酔(2ヶ月) | 地域医療 | ||||||||
| 2年目 | 外科・麻酔科・小児科・産婦人科・精神科(研修施設群(吉村病院))から2科目選択 | |||||||||||
研修医の配置:
各科とも研修医2名を受け入れ単位とし、2名を超える場合は1年目、2年目の前期、後期の順序を入れ替える。
研修プログラム責任者および研修管理委員会
- 研修管理委員会は研修プログラムの作成、実施、評価を行う。
- 委員長は副院長とする。研修管理委員会委員はローテイト研修科の各診療科部長とする。研修委員会庶務は病歴管理室が行う。
- 各研修管理委員は当該科の臨床研修指導医と協議し、研修プログラムの実施、評価を指導する。
- 研修管理委員会は3ヶ月に1回、定期的に開催し、研修上の諸問題を検討する。必要に応じて臨時の委員会を開催し、研修医の意見を聴取する。
指導体制および指導方法
- 研修医は病院内では自己責任をもつ常勤の勤務医師として位置付ける。研修プログラムは各科の勤務を通じて実施される(1.教育課程参照)
- 各科の経験目標は「臨床研修の到達目標」に準じて研修委員会が作成する。
- これを基本に受け持ち症例を研修指導医が配分する。指導方法は指導医と研修医とのマンツーマン方式とするが、年間を通じて、共通の研修テーマについての講義を毎月企画する。
- 各科で行われている毎週の症例検討会に研修医は自己の症例を提示する。
研修の記録および評価法
- 入院受け持ち症例はすべて、退院後一週間以内に病歴サマリーをPCソフト(medibank)を使って作成し、各部長の検閲をうける。作成は指導医が指導する。
- 研修到達目標の「経験項目」は「研修経験項目一覧表(EXCEL)」をパソコン上に作成し,これに経験項目、経験日、患者名、病歴ID,病名を研修医自身に入力させる。
- 研修医は「入院症例・救急疾患症例一覧表(EXCEL)」を毎月、各科研修委員(診療科部長)に提出し、評価・確認をえる。
研修施設群の有無
研修の定員について
研修医の処遇
身分:
社会医療法人 阪南中央病院 常勤医師
給与:
当院医師給与表(国家公務員表に準拠)にもとづく医師初任給
(1年目:基本給 総額457,000円)
(1年目:基本給 総額457,000円)
宿泊施設:
希望あればワンルームマンション斡旋、家賃自己負担(敷金なし)
研修終了後の進路:
当院常勤医師として各希望科に配属可
大阪大学の希望医局に入局紹介
大阪大学の希望医局に入局紹介
応募手続き:
(阪南中央病院事務局へ履歴書を付して申し込む)面接にて決定。
応募受付期間:9月~
面接審査決定内示:10月~
採用手続き:5月~
応募受付期間:9月~
面接審査決定内示:10月~
採用手続き:5月~
その他:
- 社会保険あり
- 研修終了認定および証書の発行
- 公募・プログラムはホームページに公表および公的マッチング・システムに参加
臨床研修実施上必要な大学病院あるいは地域の他の医療機関との連携状
精神科は吉村病院(松原市)に依頼。松原徳州会病院の産婦人科研修を引き受ける。
診療各科は大阪大学より常勤医師を派遣してもらっている。
診療各科は大阪大学より常勤医師を派遣してもらっている。
- 自立した医師として、患者の診療にあたることが、医師としての自覚、責任が生まれ、自発性、積極性があってはじめて、臨床技術が獲得できるので、受身的な指導はしない。
- 患者さまには「ひとり立ちした医師」として対応してもらい、安全管理、事故防止には細心の注意をはらって監督指導する
- 将来の専門化に共通して必要な、超音波診断技術、内視鏡検査、CT、レントゲン診断技術を 2年間で各科プログラムと並行して実習し、マスターできるようにする。
- 総合内科、小児科、救急外来を中心に第一線の症例を自信をもって診療できるようにする。

